2月14日(日)、NHK Eテレ「Eテレ プレーバック」にて”YOU 「特集 100回記念 気分はもう21世紀人」”(1984年)を再放送

NHK EテレEテレ プレーバック」にて、1984年に放送された”YOU 「特集 100回記念 気分はもう21世紀人」”が37年ぶりに再放送されます。この回には御年24歳の新井素子さんもゲスト出演されていました。*1
放送日時は、2021年2月14日(日)、14:30 ~16:10(100分)です。
www.nhk.jp
「気分はもう21世紀人」は100回記念の特別版で、NHK FMサウンドストリート」と同時進行するという趣向もあり、ゲストも新井素子さんの他、坂本龍一中沢新一原田知世今関あきよし鴻上尚史、藤田一朗、泉昌之日比野克彦、司会は糸井重里(敬称略)と、当時注目を集めていた若手著名人が勢揃いの豪華な顔ぶれだったのでした。
新井素子研究会のwebサイトにも新井素子さん出演番組としてページを作成してあります。
motoken.na.coocan.jp
37年前の、しかも新井素子さんが出演したテレビ番組が再放送される機会なんて、滅多にあるもんじゃありません。必見です。用事のある方はぜひ録画予約を!
(私、当時リアルタイムで見ておりましたが、まさか本当の21世紀になってからこの番組が再放送されるなんてことはまったく想像の外でしたので、情報を知った時には周章狼狽のあまり誤情報のツイートを連発してしまいました。その節はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。)

『YOU』は、1982~1987年にNHK教育テレビ(当時)の土曜夜22:30~23:30に放送されていた若者向けのトーク番組で、毎回旬なゲストを呼んで当時の若者が関心を持っていたテーマを取り上げ、時にはゆるく時には固く討論するスタイルが人気を呼んでおりました。当時の世相や若者文化を知る上では重要な番組だと思います。
www2.nhk.or.jp
www2.nhk.or.jp

2021-02-16追記

番組中では『YOU』のアンコール放送の後に、当時の出演者へのインタビューも放送されまして、なんと新井素子さんも出演しておられました。
あれから37年後の糸井重里氏は、今の新井素子さんの語る言葉を聞いて、出演時から全く変わっていない前向きな姿勢に対して、とても感じ入ったご様子でした。

*1:誕生日がまだ来ていなかったので、正確には23歳。

1月22日(金)に新井素子さん編纂の『ショートショートドロップス』(角川文庫)が発売されました

1月22日(金)に、新井素子さんが編纂した『ショートショートドロップス』が角川文庫より刊行されました。女性作家のショートショート15編を収録したアンソロジーです。
執筆陣が超豪華です。
矢崎存美宮部みゆき高野史緒/図子慧/萩尾望都/堀真潮/皆川博子三浦しをん村田沙耶香辻村深月/新津きよみ/松崎有理/上田早夕里/恩田陸新井素子(収録順)
珠玉の作品たちが読者を待っていますよ。
www.kadokawa.co.jp
元本は2019年にキノブックスから刊行された単行本で、文庫化にあたり加筆修正が施されているとのことです。

収録作家さんのツイート

角川文庫編集部のツイート

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1月15日(金)発売、『少女ティック 下弦の月は謎を照らす』(千澤のり子/行舟文化)の帯に新井素子さんの推薦文

1月15日(金)に発売されたミステリ小説『少女ティック 下弦の月は謎を照らす』(千澤のり子/行舟文化)の帯に新井素子さんの推薦文が掲載されています。
作者の千澤のり子氏もお喜びのご様子。

こちらは公式サイト。内容が紹介されております。サイン本の通信販売もあります。
新井素子さんの推薦文を読むこともできますよ。

www.gyoshu.co.jp

書籍リンク

少女ティック 下弦の月は謎を照らす

少女ティック 下弦の月は謎を照らす

1月6日(水)深夜2時5分から放送のフジテレビ『第2回世界SF作家会議』に新井素子さん再び出演

年明け早々にいいニュースが飛び込んできました。
昨年7月に放送されて好評を博した「世界SF作家会議」の第2回が、1月6日(水)深夜2時5分から放送されることが決定しました。新井素子さんも再び出演されるそうです。
直前の発表で驚きましたが、第2弾が待望されていただけに実に喜ばしいです。“人類は○○で滅亡する”というテーマも、まさにSF作家が語るにうってつけですね。新井素子作品と言えば『ひとめあなたに…』をまず思い出す人も多いかも知れませんが、それを含めて人類の破滅を扱った作品がいくつかありますし。
なお、放送は関東ローカルですが、フジテレビが映らない地域の方も、YouTube 「8.8チャンネル」にて配信される「オリジナル版」を視聴できるそうです。27時10分より開始とのこと。
楽しみに待ちましょう。

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関連サイト

フジテレビュー!!|『第2回世界SF作家会議』の地上波放送が決定!コロナで混迷する世界で「人類滅亡」を語り合う
www.fujitv-view.jp
早川書房 note|2021年1月6日「第2回世界SF作家会議」放送決定!
www.hayakawabooks.com

公式動画(2021-01-10追記)

www.youtube.com

第1回についての記事

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暮も押し詰まってきたので、2020年の新井素子さんのお仕事を振り返ってみよう

2020年も残りわずかとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨年の今頃は、まさか全世界がこんな非常事態に陥ろうとは、全く想像もしておりませんでした。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の広がりを受け、近年では恒例となっていた新井素子さんの新刊出版記念のトークショウ&サイン会も、一度も開催されることなく一年が終わろうとしております。本当に残念としか言いようがありません。
果たして来年はどんな年になるのでしょうか。願わくば、皆様がご健康に過ごせますように。そして新井素子さんの新作が読めて、刊行記念イベントがまた開催されますように。

ブログ記事(新刊、掲載情報など)

1月

motoken.hatenablog.jp
新井素子さんが読んだ本2冊を紹介なさっています。

motoken.hatenablog.jp
エッセイのタイトルは「酷い!と思う」。

3月

motoken.hatenablog.jp
少女小説」特集で新井素子さん、桑原水菜氏、須賀しのぶ氏、花井愛子氏のインタビューが、各1ページで掲載。

motoken.hatenablog.jp
新刊『絶対猫から動かない』の告知、日本推理作家協会の公式サイトに掲載された新井素子さんの眉村卓氏への追悼文、『S-Fマガジン』2020年4月号に掲載された「吾妻ひでおファン葬」レポートの話題など。

3~4月

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待望の新作長編『絶対猫から動かない』(KADOKAWA)が刊行されましたが、新刊発売記念のトークショウ&サイン会は、残念ながら開催されませんでした。
ダ・ヴィンチ』5月号には、『絶対猫から動かない』発売記念インタビューを掲載。

5月

motoken.hatenablog.jp
『絶対猫から動かない』発売記念インタビューを掲載。

motoken.hatenablog.jp
クルムヘトロジャン著『へろ』(及び、ベーホ著『ふるむまかおめら』)のことです。挟み込みの月報に新井素子さんのエッセイ「練馬ウロン遺跡探訪記」*1が掲載された幻の同人誌でした。その月報も一緒に復刊されるという快挙。これが買わずにおれようか。

motoken.hatenablog.jp
エッセイのタイトルは「なんか凄いものを読んでしまった」。

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作家・山口雅也氏との対談を収録した電子書籍が5月25日にKindleで発売されました。新井素子さんのルーツとは?

motoken.hatenablog.jp
「わたしの体験記」コーナーに登場しました。

6月

motoken.hatenablog.jp
11月30日が締め切りでした。結果発表は2021年2月22日(猫の日)です。

motoken.hatenablog.jp
第65回より新井素子さんも選考委員を務めておられます。

7月

motoken.hatenablog.jp
ネットでも配信され、COVID-19に関する新井素子さんの見解に共感の輪が広がったりもしました。実に面白い番組でしたので、ぜひ第2回の放送を。

9月

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エッセイのタイトルは「練馬区民は歩く。」。

10月

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日本SF作家クラブ第20代会長に就任した池澤春菜氏と、元会長の新井素子さんが出演し、日本SFの現状と日本SF作家クラブについて語っておられました。こちらも大好評でした。


10月18日にはZOOMを使用した新井素子オンラインお茶会が開催され、Twitterでの募集に応じた10数名が参加しました。新井素子さんと旦那さんも参加し、事前に渡した質問にお答え頂いたり、直にお話ができる楽しい企画でした。機会があればまた次回の開催をご検討頂きたく。


ブログの更新を怠りましたが、『素子の碁 サルスベリがとまらない』の文庫版が、中公文庫より10月22日に発売されました。

11月

motoken.hatenablog.jp
「私の”好き”の整理法」として、新井家のぬいぐるみさんたちについて語っておられます。

12月

motoken.hatenablog.jp
「ぬいぐるみ」についてのなかなかディープな特集です。ぬいさん好きは必読。

2020年に出版された本

絶対猫から動かない

絶対猫から動かない

番外編

motoken.hatenablog.jp
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著者の竹田人造氏は、2018年に第9回創元SF短編賞に応募した「アドバーサリアル・パイパーズ、あるいは最後の現金強盗」で新井素子賞を受賞しました。その受賞作を改稿、長編化し第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞を受賞したのがこの作品です。

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*1:「練馬ウロン遺跡探訪記」は『まるまる新井素子』に収録されました。