11月5日付の2つの全国紙に新井素子さんの記事が掲載されました。
一つは読売新聞。
読書面「本よみうり堂」の「私を作った書物たち」に新井素子さんが登場しました。思い出の本を作家に語ってもらうインタビューコーナーです。幼少期からの読書環境や、C・S・ルイスの『ナルニア国物語』について語っておられます。
『ナルニア国物語』については、今までも作中やエッセイなどでたびたび言及されてきましたね。記事ではその物語に対して今感じることなど、興味深い内容が語られていました。
motoken.na.coocan.jp
ちなみに、紙面で紹介されていたのは岩波書店版でなく角川文庫の新訳版でした。
このコーナー、今まで川上弘美氏と市川沙央氏が登場し、4冊の本を紹介しています。ですので、新井素子さんも4週連続の登場になると思われます。また、公式サイトには週遅れで記事がアップされる筈です。
www.yomiuri.co.jp
二つ目は日本経済新聞。
文化面にエッセイが掲載されました。タイトルは「秋はどこへいった」。庭の草取りの苦労を、ここ最近の季節の変わり目の怪しさと絡めてお書きになっています。(個人的に頷くこと頻りでした。)
このエッセイは公式サイトで読むことができます。(ただし会員限定)
www.nikkei.com
そして11月5日と言えば、その夜にプロ野球日本シリーズで阪神タイガースがオリックス・バファローズを破り、1985年以来38年ぶりの日本一に輝いたのでした。
アレのせいでソワソワしている人におすすめのSF小説です。
— 早川書房公式 (@Hayakawashobo) 2023年9月14日
新井素子「阪神が、勝ってしまった。」(〈SFマガジン〉1985年12月増刊号より) pic.twitter.com/3SBYRa9BU2
ネットでも話題になっていた新井素子さんの短編SF「阪神が、勝ってしまった。」(1985年発表)はこちらの本に収録されています。