最新長編『絶対猫から動かない』が3月28日に刊行、絶賛発売中/『ダ・ヴィンチ』5月号に刊行記念の新井素子さんインタビュー掲載

最新長編『絶対猫から動かない』(KADOKAWA)が3月28日に発売されました。
KADOKAWA公式サイトの紹介文を読んでみてください。ドキドキしてきませんか。
www.kadokawa.co.jp

電子雑誌『文芸カドカワ』と『カドブンノベル』にまたがっておよそ3年間も連載された内容を単行本化にあたって加筆・修正したもので、その分厚さにまず驚きます。600ページ超。しかも二段組。トークイベントで新井素子さんが連載時より大幅に刈り込んだみたいなことを仰っていましたが、それでもこのボリュームです。質・量ともに大変な読み応えです。
こんなご時世で買い物に出るのも大変でしょうが、まだ買っておられない方は、ぜひぜひ。

絶対猫から動かない

絶対猫から動かない

今回は電子書籍も同時発売されました。

そして、KADOKAWAの担当編集者さんの刊行前ツイートが胸熱すぎたのでまとめてみました。ちょっと感動しますよこれ。
togetter.com
カドブン公式サイトに掲載された藤田香織氏による書評もグッと来ます。
kadobun.jp


4月6日発売の『ダ・ヴィンチ』5月号には、『絶対猫から動かない』発売記念の新井素子さんインタビューが掲載されています。
これもすごくいいインタビューなので、ぜひ併せてお読み下さい。
ddnavi.com

ダ・ヴィンチ 2020年5月号

ダ・ヴィンチ 2020年5月号

  • 発売日: 2020/04/06
  • メディア: 雑誌

『SFが読みたい!2020年版』、『S-Fマガジン』2020年4月号など最近の話題

『SFが読みたい!2020年版』(早川書房

毎年恒例の『SFが読みたい!』が今年も発売されました。
新井素子さんの名前も処々に登場しているのですが、中でも圧巻なのがSF出版各社が今年の刊行予定を披露するコーナー「このSFを読んでほしい!」のKADOKAWAの欄。
3月に発売される新井素子さんの新刊『絶対猫から動かない』についての語りに半分以上が費やされており、そしてその紹介文がこれ以上ないってくらい熱い!のです。担当者さんの意気込みが判りすぎるくらいに伝わってきて、読めば感極まること間違いなしです。
『絶対猫から動かない』の発売前に、よろしければぜひお読みください。

SFが読みたい! 2020年版

SFが読みたい! 2020年版

  • 発売日: 2020/02/06
  • メディア: 単行本
『絶対猫から動かない』は3月28日頃の発売です。
絶対猫から動かない

絶対猫から動かない

S-Fマガジン』2020年4月号(早川書房

眉村卓氏の追悼特集が掲載されました。
追悼メッセージが筒井康隆谷甲州田中啓文日下三蔵池田真依子村上知子の各氏から寄せられております。特集を監修した日下氏の特集解説を読みますと、最初は囲碁仲間である新井素子さんにも声をかけたが先に日本推理作家協会の会報に追悼文を書いてしまわれたそうで掲載には至らなかった、とのこと。そちらの新井素子さんによる追悼文はネットでも読むことができます。
www.mystery.or.jp
新井素子さんと眉村卓氏は、2007年の日本SF大会「DAICON7」で行われた「モトコの碁」という囲碁の企画で共演されたこともありました。
尚、「眉村卓先生を偲んで」というメッセージを寄稿された徳間書店池田真依子氏は、出版芸術社時代に『星へ行く船シリーズ』新装・完全版の編集を担当なさった方です。『星へ行く船シリーズ4 逆恨みのネメシス』のあの長大な「あとがき」は、この方の熱意によって生み出されました。

星へ行く船シリーズ4逆恨みのネメシス

星へ行く船シリーズ4逆恨みのネメシス

  • 作者:新井素子
  • 発売日: 2017/01/31
  • メディア: 単行本

もうひとつ。
編集部による「吾妻ひでおファン葬」レポート(P.300)に、新井素子さんのお別れの言葉とそれを述べ上げた時の様子が書いてありました。「ひでおと素子の愛の交換日記」で長らくコンビを組んでいらしたことを思い出すにつけ、お言葉が胸に迫ります。
motoken.na.coocan.jp
ファン葬の様子についてはネットにまとめもあります。ご参考までに。
togetter.com

『ダ・ヴィンチ』2020年4月号の「少女小説特集」に新井素子さんのインタビュー掲載

3月6日に発売された『ダ・ヴィンチ』2020年4月号にて「少女小説」の特集が組まれました。


"当時の「少女小説ブーム」をレジェンド作家さんたちに聞いてみました”
と題して、新井素子さん、桑原水菜氏、須賀しのぶ氏、花井愛子氏のインタビューが、各1ページで掲載されています。新井素子さんのインタビューでは初めて知る事実がちょろっと語られていたりして、「え、そうだったの!?」とびっくりしました。
ダ・ヴィンチ4月号』、Twitter新井素子TLでも大評判です。当時の読者にとっては懐かしくて感涙にむせぶページばかりだと思います。目次はこちら。
ddnavi.com

ダ・ヴィンチ 2020年4月号

ダ・ヴィンチ 2020年4月号

  • 発売日: 2020/03/06
  • メディア: 雑誌

1月24日発売の『暮しの手帖』第4号に新井素子さんのエッセイ掲載

1月24日に発売された『暮しの手帖』第4号(2020年2-3月号/暮しの手帖社)に、新井素子さんのエッセイが掲載されました。
タイトルは「酷い!と思う」。加齢による身体機能の衰えとともに気づいた日本語の判り難さ、についての考えが語られております。新井素子さんとともに年齢を重ねてきた古参のファンの方々にとっては、心当たりがあったり共感を覚える事柄かも知れませんね。
今号の「随筆」コーナーに掲載されたエッセイは次の通りです(作者の肩書は原文の通り)。

www.kurashi-no-techo.co.jp

暮しの手帖 5世紀4号

暮しの手帖 5世紀4号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 暮しの手帖社
  • 発売日: 2020/01/24
  • メディア: 雑誌

日刊ゲンダイDIGITALの「週刊読書日記」に新井素子さんが登場

日刊ゲンダイDIGITALの「週刊読書日記」に新井素子さんが登場しました。2020年1月21日に公開された記事です。
www.nikkan-gendai.com
旦那さんが地元・岡山での同窓会に出席するため、今年のお正月は岡山で過ごしたそうです。その時に訪問した名所と、持参した5冊の小説の内の2冊のことが語られております。
1冊目は『月の落とし子』(穂波了/早川書房)。

月の落とし子

月の落とし子

2冊めは『正義の翼』(吉川英梨/角川文庫)。「警視庁53教場」シリーズの4作目です。
正義の翼 警視庁53教場 (角川文庫)

正義の翼 警視庁53教場 (角川文庫)

新井素子さんの感想は、ぜひエッセイ本文をお読み下さい。
(尚、日刊ゲンダイ本紙にこのエッセイが掲載されたかどうかは確認できておりません)

岡山への旅行と言えば、『ひでおと素子の愛の交換日記』所収の「あたし、旅に出ました」を思い出しますよね。そこに出てくる岡山の地酒「激辛 日本で一番辛い 原酒 萬年雪」と、「ままかり」は、ぜひ一度味わってみたいものだと思います。
ひでおと素子の愛の交換日記 (Variety book)

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『未来へ……』が文庫化された時に、日刊ゲンダイDIGITALに掲載された書評です。
www.nikkan-gendai.com

未来へ・・・(上) (ハルキ文庫)

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未来へ・・・(下) (ハルキ文庫)

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