漫画家の吾妻ひでお氏が10月13日に逝去されたそうです。
吾妻ひでお(本名:吾妻日出夫)、かねてから食道がん治療中でしたが、2019年10月13日未明、都内の病院で永眠いたしました。享年69歳。ここに謹んでご報告申し上げます。合わせて永年の読者の皆様のご支援と励ましのお言葉に改めて御礼申し上げます。
— 吾妻ひでお (@azuma_hideo) 2019年10月21日
葬儀、告別式は近親者のみで執り行いました。大変恐縮ではございますが、故人宅への取材、お問い合わせ、供花等はお控えいただくよう、お願い申し上げます。後日、お世話になった方々、ファンの方々にも参加していただける形でお別れ会を開く予定です。こちらは決定次第、ご案内申し上げます。
— 吾妻ひでお (@azuma_hideo) 2019年10月21日
吾妻氏と言えば、新井素子ファンからすればなんと言っても共著のエッセイ『ひでおと素子の愛の交換日記』、そこで確立された美少女キャラ「新井素子」、その「新井素子」イラストと小説の作品世界とが絶妙のコラボレーションを奏でる『・・・・・絶句』、他にも『ふたりのかつみ』や『まるまる新井素子』のイラスト等々、新井素子作品との結びつきがひときわ強い漫画家さんであります。
10月29日付の読売新聞朝刊には、新井素子さんの追悼文が掲載されました。タイトルは「吾妻ひでおさん追悼」。”「交換日記」優しさ嬉しく”というキャプションが付き、単行本版『ひでおと素子の愛の交換日記』の書影が掲載されています。
(読売新聞の購読者の方は、手続きをすればwebでも記事を読めるそうです。)
上にも書いたような次第で、両氏のファンとしては新井素子さんがどのような思いでいらっしゃるのかがとても気になっておりました。ですので、この追悼文が読めたのはとてもうれしかったです。個人的な話ですが、逝去の報を聞いた後に激しく落ち込んでしまったので、救われたような気にもなりました。
吾妻ひでお氏のご冥福をお祈りします。
関連記事
togetter.com
2011年に明治大学で行われたイベントです。質問コーナーの時に、「ふたりのかつみ」の続きを執筆される予定はありませんかとお訊きしたのですが、掲載する媒体がないので出版社(KADOKAWA)の方に言って下さい、とのお返事がありました。
例え続編が執筆されてもイラストは違う方が描かれるのだなあ、などと考えるとしんみりしてしまったり。
☆
motoken.hatenablog.jp
motoken.hatenablog.jp
motoken.hatenablog.jp
☆
「新井素子表紙ギャラリー」で関連作品の書影を見ることができます。
ひでおと素子の愛の交換日記
ひでおと素子の愛の交換日記文庫版
絶句
ふたりのかつみ