昨日の吾妻ひでお×新井素子「ひでおと素子の愛のトークイベント」の模様/新作の予定/吾妻ひでお展

昨日4月24日、明治大学アカデミーコモン9階309B教室で、マンガ家の吾妻ひでお氏と新井素子さんが出演したトークイベント「ひでおと素子の愛のトークイベント」がありました。現在開催中の「吾妻ひでお展」の関連企画です。
twitterのツイートを検索しますと、マンガ家の高野文子氏、さべあのま氏、近藤ようこ氏やアイドルの喜屋武ちあき氏なども来場なさっていたようです。関連するつぶやきを眺めてみるとだいたい当日の様子が判るかと思いますので、興味のある方はご覧下さい。

1時間半の内、最初の30分が『奇想天外』の頃の話、次の30分が「ひでおと素子の愛の交換日記」の話、最後の30分がお互いの作品について、その他の話題、質疑応答と大まかに区切られておりました。いつも通りハイテンションでパワフルなしゃべりの新井素子さんと、いつも通り(?)無口ながらボソッとつぶやいて笑いを取る吾妻氏のコントラストが絶妙で大いに笑わせて頂きました。新井素子さんが司会者にのた魚のどこがよいか訊かれて「かわいーじゃん!」と即答し、ひたすらかわいーかわいーを連発してたのには腹を抱えて笑ってしまいました。
質疑応答で、対談中でも取り上げられた新井素子さんの小説『ふたりのかつみ』(吾妻氏がイラストを担当)の続編の執筆予定について伺ったのですが、版元である角川書店にお願いして欲しいと仰っておられましたので、続編が是非読みたいという方は角川書店に要望を出すといいかも、です。
新作の予定も仰っておられました。

  1. 「Web小説中公」で連載中の「銀婚式物語」は次回で最終回
  2. 次号の『yom yom』に短編小説が掲載される
  3. 角川春樹事務所の雑誌に小説を連載予定、ただし震災の後に明るい話に方向転換したくなり現在構想を練り直している処

とのことです。毎日新聞掲載の談話で「読んだ人がニコッとできるような明るい話を書きたいと思っています」と仰っていたのはこのことだったんですね。*1
yom yom』についてはtwitterで公式アカウントが本日このようにつぶやいていました。

新作短編「イン・ザ・ヘブン」掲載の『yom yom』vol.20は4月27日発売ですのでお楽しみに。

yom yom (ヨムヨム) 2011年 05月号 [雑誌]

yom yom (ヨムヨム) 2011年 05月号 [雑誌]

興味深い話もたくさん聴くことができて実に楽しかったです。行ってよかったとつくづく思いました。
なお、「吾妻ひでお展」は明治大学博物館特別展示室の「吾妻ひでお美少女実験室」、米沢嘉博記念図書館の「吾妻ひでおマニアックス」の二本立てで行われております。「吾妻ひでおマニアックス」の展示内容は現在「4:吾妻ひでお 日記と自伝」に替わっておりまして、新井素子さん関連では、

が展示されております。こちらもお見逃しなきよう。