『S-Fマガジン』10月号のブラッドベリ追悼特集に新井素子さんの追悼エッセイ掲載

25日に発売された『S-Fマガジン』2012年10月号(早川書房)では、6月5日に逝去したレイ・ブラッドベリの追悼特集が組まれています。新井素子さん含む国内外のSF作家7人が追悼エッセイを寄せています。新井素子さんのエッセイのタイトルは「ブラッドベリ追悼」です。(他の寄稿者は、瀬名秀明梶尾真治ニール・ゲイマンブルース・スターリンググレッグ・ベア、ウィリアム・F・ノーラン)
ブラッドベリと言えば、別冊奇想天外『ブラッドベリ大全集』(奇想天外社/1981年*1)に、新井素子さんのエッセイ「中学一年の頃」が掲載されていました。海外SFに対する苦手意識が刷り込まれてしまった中一の時、星新一のエッセイで知ったブラッドベリの小説を読んでSFが大好きになった、という内容でした。今回の追悼エッセイと内容が微妙に食い違っているので、できれば合わせて読むといいんじゃないかと思うんですが、収録していた『とり散らかしておりますが』は既に絶版でしたね。うーむ。ブラッドベリを読んだことがない人は、読んでみたくなるエッセイだと思います。
ちなみに僕は『いつか猫になる日まで』に登場した『たんぽぽのお酒』でブラッドベリを知りました。

S-Fマガジン 2012年 10月号 [雑誌]

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