7月26日（日）深夜にフジテレビで放送の『世界SF作家会議』に新井素子さんが出演（放送は関東ローカル）（2020-07-28追記）

とても興味深いテレビ番組が、7月26日（日）の深夜にフジテレビで放送されます。
タイトルは『世界SF作家会議』。「アフターコロナの世界」をテーマに日本を代表するSF作家たちが緊急（リモート）会議を行い語り尽くす、という内容のようです。
参加する作家さんは、新井素子さん、冲方丁氏、藤井太洋氏、小川哲氏、の四名。超話題作『三体』の著者である劉慈欣氏も登場するようです。司会はいとうせいこう氏、顧問として大森望氏の名前もあります。
virtualgorillaplus.com

prtimes.jp
www.hayakawabooks.com

タイトルロゴの向かって右側の黄色い領域にいるのが新井素子さんですよね。こういう番組から新井素子さんにお呼びがかかるというのがファンとしては無上にうれしい訳ですが、一体どんなことを話されたのか、どんな議論が繰り広げられたのか、興味津々です。
出演される方もツイートで告知を行っておられます。

いとうせいこうさん、大森望さんの司会で、新井素子さん、冲方丁さん、小川哲さんと一緒に『世界ＳＦ作家会議』を行いました。
劉慈欣さんからもお声をいただいています。ぜひご覧ください。 https://t.co/68tcqJ7J7s

— 藤井 太洋, Taiyo Fujii (@t_trace) 2020年7月20日

かつてSF作家が世界を占っていた。7/26『世界SF作家会議』放映決定です！！「出演は新井素子、冲方丁、藤井太洋、小川哲の5名。顧問として大森望が参加。司会進行はいとうせいこうが務める。また、海外からの特別ゲストとして『三体Ⅱ　黒暗森林』の劉慈欣氏がＶＴＲで出演！」 https://t.co/yHdY24TOyq

— いとうせいこう (@seikoito) 2020年7月20日

7/26深夜25:55からフジテレビ（関東ローカル）で放送。1時間です。
【フジテレビ】SF作家の想像力がアフターコロナの世界を照らし出す！『世界ＳＦ作家会議』 https://t.co/8u0vLM9i27 #WMR_Tokyo @WMR_Tokyoより

— 大森望 (@nzm) 2020年7月20日

世界SF作家会議収録時のスタジオメンバーとイラスト担当の森泉さんと音楽担当の牛尾さん。 pic.twitter.com/fqXZd97IDy

— 大森望 (@nzm) 2020年7月20日

残念ながらこの番組は関東ローカルでの放送でして、静岡県民たるわたくしにとっては「そりゃないぜセニョリータ」という感じなのですが、放送終了直後からフジテレビのYouTubeチャンネルで〈オリジナル版〉の配信も行われるそうです。
www.youtube.com
わたくしと同じ地方民のみなさん、配信を楽しみに待ちましょうね。
フジテレビが見られる地域のみなさんは放送をお楽しみに！

2020-07-28追記

『世界SF作家会議』、twitterで感想を追っていると大好評ですね。新井素子さんの発言も話題になっており、たいそう好意的に受け入れられているようです。
配信されている公式動画8本を貼りますので、放送を見られなかった方は、ぜひぜひご覧ください。
☆
#1　オープニング～作家がとらえたコロナ～パンデミックと小説【世界SF作家会議】
www.youtube.com
#2　アフターコロナの第三次世界大戦【世界SF作家会議】
www.youtube.com
#3　アフターコロナのトロッコ問題【世界SF作家会議】
www.youtube.com
#4　アフターコロナのSEX【世界SF作家会議】
www.youtube.com
#5　アフターコロナは………ない【世界SF作家会議】
www.youtube.com
#6　劉慈欣インタビュー～うけ【世界SF作家会議】
www.youtube.com
#7　森泉岳士特別寄稿「アフターコロナのヒューマン」＆共同宣言【世界SF作家会議】
www.youtube.com
#8　アフタートーク【世界SF作家会議】
www.youtube.com
すごく面白かったので、レギュラー番組化されるといいなあと思いました。年3回とか4回とかでどうでしょう。ぜひ第2回、第3回と次の企画をよろしくお願いします（新井素子さんの再出演も！）。

6月22日発売の『小説現代』6＆7月号にて第66回江戸川乱歩賞発表、新井素子さんの選評も掲載

6月22日に発売された『小説現代』6＆7月号（講談社）にて第66回江戸川乱歩賞が発表されました。
選考委員を務めたのは綾辻行人、新井素子、京極夏彦、月村了衛、貫井徳郎の五氏。選評も掲載されています。

小説現代 2020年 06・07月 合併号 [雑誌]

新井素子さんは前回の第65回から選考委員を務めておられます。第67回江戸川乱歩賞の応募規定にも名前がありますので、次回も選考委員を務められるようです。
なぜSF作家の新井素子さんが推理小説の賞の選考委員を務めるのか、と訝る向きもあるかも知れません。江戸川乱歩賞は一般社団法人・日本推理作家協会（推協）が主催しておりまして、選考委員はその会員が務めています。そして新井素子さんは1983年より推協の会員なのでした。

• 新井素子さん年譜｜新井素子研究会

☆

講談社サイト内の江戸川乱歩賞のページ。
shousetsu-gendai.kodansha.co.jp
こちらは第65回のページ。受賞作の発表と選考委員の選評も掲載されています。
shousetsu-gendai.kodansha.co.jp
歴代受賞作のリスト。
www.kodansha.co.jp

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motoken.hatenablog.jp

第2回猫俳句大賞で新井素子さんが審査員を務めます（2021-02-22追記）

猫俳句大賞は猫をテーマとした俳句コンテストです。その第2回の審査員を新井素子さんが務めることになりました。

本日より、第２回猫俳句大賞応募受付開始いたしました🐱審査員は堀本裕樹＆新井素子氏。お一人様何句でも投稿いただけます。大賞賞金10万円、締切は11/30迄。猫写真も募集中です。投句・詳細は公式ページまで。あなたの猫愛あふれる俳句をお待ちしております！ https://t.co/r2SjAd9LN4 #猫俳句大賞

— 猫俳句大賞 (@nekohaiku_com) 2020年6月1日

nekohaiku.com
新井素子さんは猫と縁が深い作家さんでして、作中に猫が出てくる作品も多く、タイトルに猫が付く作品もありますし（最新長編が『絶対猫から動かない』！）、実生活でも猫を飼っていらっしゃる愛猫家でもあります。
また、日本経済新聞2019年9月8日に掲載されたエッセイ「旦那の俳句」では、俳句の面白さに目覚めたことを語っておられました。
www.nikkei.com
猫俳句大賞、こんなに新井素子さんが審査員を務めるにうってつけの賞があるだろうか、と思ってしまいました。
審査員は俳人の堀本裕樹氏と新井素子さんの二名が担当し、大賞には10万円が贈呈されるとのこと。締切は2020年11月30日なので、みなさん今からチャレンジしてみてはいかがでしょう。
どんな作品が選ばれるのか、というのも新井素子ファンからすると興味津々ですね。
なお、第1回猫俳句大賞の審査員は作家の町田康氏だったそうです。選考結果はこちら。→猫俳句大賞結果発表 | 猫俳句大賞
☆
タイトルに「猫」が入っている本の最新バージョンはこちらです。

ダイエット物語……ただし猫 (中公文庫)

新井素子SF&ファンタジーコレクション1 いつか猫になる日まで グリーン・レクイエム

絶対猫から動かない (角川書店単行本)

2021-02-22追記

猫の日です。選考結果が発表されました。
「新井素子さんが選んだ佳作に一言！」がとても面白いですね。
nekohaiku.com

5月28日発売の『毎日が発見』2020年6月号（KADOKAWA）に新井素子さんのインタビューが掲載（7月22日追記）

『毎日が発見』2020年6月号（KADOKAWA）が本日5月28日に発売されました。新井素子さんが連載インタビュー「わたしの体験記」に登場しています。

www.kadokawa.co.jp
子供の頃こと、小説を書き始めた頃のこと、作家デビューの頃のこと、現在の体力づくりのこと、最新長編『絶対猫から動かない』のこと、などを語っておられます。
『毎日が発見』は出版社直販の定期購読雑誌で、書店では売っていないため、紙版でこの号だけを買うのはなかなか難しいと思います。幸い電子版は誰でも買うことができますので、興味がある方はご利用の電子書店で、ぜひお買い求めください。

毎日が発見　2020年6月号 [雑誌]

絶対猫から動かない

2020-07-22追記

このインタビューが「毎日が発見ネット」で公開されました。前後編の2回分載です。
mainichigahakken.net

mainichigahakken.net

『新井素子のルーツを探る！：新井素子×山口雅也 対談録』（Fukyo e-Books／Kindle版）が5月25日に発売（6月3日追記あり）

【定例①】https://t.co/360xxVsYEm
待望の声も多かった、1月の新井素子さんとの対談書き起こしの「全長版」が公開されました。『ジャーロ』誌に掲載された内容に加え、新井さんの「天才」性分析や、『奇想天外』や『くますけと一緒』のこぼれ話も。面白いですよ！#コロナ対策　#新井素子 pic.twitter.com/5fgIrQkjxz

— 山口雅也(作家) (@zappasss) 2020年5月27日

『新井素子のルーツを探る！：新井素子×山口雅也　対談録』が、5月25日にKindleで発売されました。
こちらの記事（→『生ける屍の死　永久保存版』（山口雅也／光文社）に新井素子さんのエッセイ収録＋刊行記念トークショウ＆サイン会開催）で紹介したトークイベントにて、お二人が話した内容を書き起こした電子書籍です。

新井素子のルーツを探る！: 新井素子×山口雅也　対談録 (Fukyo e-Books)

電子雑誌の『ジャーロ』No.71（2020 SPRING／3月27日発売*1）にはその抄録が掲載されましたが、今度は「全長版」となります。自分のような行きたくても行けなかった人にとってはうれしいですね。タイトルからして興味を唆られますが、内容も実に面白いです。
こちらは話に出てきた本と、山口氏が関わり新井素子さんも登場する『奇想天外　復刻版アンソロジー』。

くますけと一緒に (中公文庫)

奇想天外 復刻版 アンソロジー

奇想天外 21世紀版 アンソロジー

ジャーロ No. 71

2020-06-03追記

PDF版も発売されました。価格は110円。こちらはKindleを導入していなくても、webブラウザで読めます。

PDF版の電子書籍も発売になりました。Kindle版はちょっと、という方はこちらでどうでしょう。

【PDF】新井素子の「ルーツ」を探る！　新井素子×山口雅也　対談録 | Fukyo e-item Shop https://t.co/p4FRWM8t3U #BASEec @BASEecより

— 新井素子研究会 (@motoken1989) 2020年5月31日

*1:https://giallo-web.jp/magazine/