新井素子さんの新作短編を収録した『NOVA 2019年春号』(大森望・責任編集/河出文庫)が発売

河出文庫の書き下ろし日本SFアンソロジー『NOVA』が3年ぶりに復活、『NOVA 2019年春号』として12月5日に発売されました。
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収録されたのはよりすぐりの現代SF10編。その中で新井素子さんの新作短編「やおよろず神様承ります」がトップバッターとして登場しております。収録作は下記の通り。

  • 新井素子「やおよろず神様承ります」
  • 小川哲「七十人の翻訳者たち」
  • 佐藤究「ジェリーウォーカー」
  • 柞刈湯葉「まず牛を球とします。」
  • 赤野工作「お前のこったからどうせそんなこったろうと思ったよ」
  • 小林泰三「クラリッサ殺し」
  • 高島雄哉「キャット・ポイント」
  • 片瀬二郎「お行儀ねこちゃん」
  • 宮部みゆき「母の法律」
  • 飛浩隆「流下の日」

「やおよろず神様承ります」がまたすごくいいお話(かつ実用的)なので、ぜひぜひ読んでみてください。
それと、本編以外の部分ですが、作者紹介がすごく詳しく書かれていることに感心しました。新井素子さんの場合、受賞歴や代表作、『星へ行く船シリーズ』が新装版で復刊したこと、小説・エッセイの最新刊まで言及されています。この本で作者さんを初めて知ったり気になった人にとっては、ちょうど良いガイドになるのではないでしょうか。気が利いています。

NOVA 2019年春号 (河出文庫 お 20-13)

NOVA 2019年春号 (河出文庫 お 20-13)