短編「あの懐かしい蝉の声は」を収録したSFアンソロジー『SF JACK』の文庫版が本日発売

新井素子さんの短編小説「あの懐かしい蝉の声は」*1を収録したSFアンソロジー『SF JACK』(日本SF作家クラブ編)が本日、角川文庫より発売されました。この本は2013年に角川書店より刊行された単行本を文庫化したものです。執筆陣は以下の11名*2
新井素子/上田早夕里/冲方丁小林泰三今野敏/堀晃/宮部みゆき山田正紀山本弘夢枕獏吉川良太郎

ちなみに「あの懐かしい蝉の声は」は、やはり2013年に刊行された新井素子さんの短編集『イン・ザ・ヘブン』(新潮社)に収録されましたので、既に読んでいる方もおられるかと思います。が、他の短編もいずれも面白く、SFの味が存分に堪能できますので、単行本で読んでいない方はこの機会にちょっと手に取ってみるのもいいんじゃないかと思います。

イン・ザ・ヘブン

イン・ザ・ヘブン

2016.04.28追記

4月25日に電子書籍も発売されました。

*1:蝉は旧字の「蟬」(機種依存文字)。

*2:瀬名秀明氏の「不死の市」のみ再録されず。