「結婚物語シリーズ」の最新作「定年物語」が、”つながる文芸webサイト「BOC」”(中央公論新社)にて連載中、他

「定年物語」連載開始

結婚物語シリーズ」の最新作「定年物語」の連載が、webにて始まっておりました。
中央公論新社の”つながる文芸webサイト「BOC」”にて、毎月29日に更新されるようです。
新井素子さんが予てより仰っていた、たーさんの定年をテーマにした作品ですね。2022年9月11日現在では、「第二章 そもそもその頃コロナがあって」が最新話として公開されています。
www.chuko.co.jp
「南海ちゃんの新しいお仕事」の連載が終了したばかりですが、また毎月のお楽しみができました。うれしいですなあ。
(第一章のタイトル「いきなり死ぬのはあんまりだ」を見て、おや? と思った新井素子ファンの方は多いのではないでしょうか。これって新井素子さんは意識されていたのでしょうかね。気になります。)

新井素子さんの「結婚物語シリーズ」は、第4作までが出版されております。
1.『結婚物語』(角川文庫/中公文庫)
2.『新婚物語』(角川文庫)
3.『銀婚式物語』(中央公論新社/中公文庫)
4.『ダイエット物語……ただし猫』(中央公論新社/中公文庫)

『絶対猫から動かない』文庫化

2020年3月に刊行された長編小説『絶対猫から動かない』の文庫版が、10月24日頃に上下巻で刊行されます。
いつか猫になる日まで』のアンサー小説とも呼ばれた作品でして、かの作品に思い入れがあってまだ単行本版で読んでいない方には、ぜひともこの機会にお読みいただきたい、と強く思っております。
www.kadokawa.co.jp
www.kadokawa.co.jp

上下巻にそれぞれ文庫版「あとがき」が収録されます。
そこまでは恒例ですが*1、単行本版の「あとがき」も併録されるのは、ファンにとってはうれしいことですよね。新井素子作品ならではのことだと思います。新井素子さんと出版社さんに限りない感謝を。

単行本刊行時に、担当編集者さんの熱いツイートをまとめてみましたので、こちらもお読みください。

タイトル未定本

www.hanmoto.com
11月15日頃に、角川春樹事務所より単行本が刊行されるようです。
発行元が角川春樹事務所ということで、8月で連載が終了した「南海ちゃんの新しいお仕事」が単行本化されるのかな、と推測したのですが、タイトルが未定であるのには事情があるようです。


「階段落ち人生」は、「南海ちゃんの新しいお仕事」の発端となった短編小説でして、アンソロジーでしか読めない作品なので、併録されるなら願ったり叶ったりでございます。
こちらは続報を楽しみにしましょう。

*1:いやしかし、同時刊行された上下巻の本のそれぞれに「あとがき」を付ける、なんてことをする作家さんを他に知らんのです。