4月15日に講談社文庫から『グリーン・レクイエム』新装版が発売されました。
今年2021年は講談社文庫の50周年に当たりまして、それを記念して過去の名作の新装版が毎月刊行されています。今月はついに『グリーン・レクイエム』の出番となりました。(なんでなのか、というのは下の「関連記事」を読むとなんとなく納得していただけるのではないかと思います。)
📢4月の創刊50周年記念新装版は、林真理子さん『さくら、さくら 大人が恋して』、新井素子さん『グリーン・レクイエム』、首藤瓜於さん『脳男』の3作です。
— 講談社文庫 (@kodanshabunko) 2021年4月8日
4月15日(木)発売。何卒よろしくお願いします!
※地域によって遅れる場合があります#50周年新装版 pic.twitter.com/krjzJIlzJe
【4月刊】新井素子著『グリーン・レクイエム 新装版』腰まで届く明日香の髪に秘められた力と、彼女の正体とは? SFファンタジーの名作!
— 講談社文庫 (@kodanshabunko) 2021年4月14日
旧版解説:秋山協一郎
カバー装画:高野文子
カバーデザイン:長﨑綾(next door design)https://t.co/W87iSgAGIL#新刊 #本日発売 #50周年新装版 pic.twitter.com/NQYmrme8pj
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この新装版の前に「グリーン・レクイエム」が収録されたのは、2019年の『新井素子SF&ファンタジーコレクション1』(柏書房)でした。この本は「いつか猫になる日まで」、「グリーン・レクイエム」、「緑幻想」、そしてそれらの既刊本のあとがきを全て収録するという、”決定版”とも呼ぶべき本だと思いましたので、これでしばらく「グリーン・レクイエム」をタイトルに冠する書籍が刊行されることはないだろうと高をくくっていたのです、個人的に。まさかまさか、こんな形で”新装版”が刊行されるなんて、うれしい驚きでありました。
ちなみにこの新装版、収録内容はほぼ旧版と同じなのですが、旧版のあとがきと新しいあとがきが2つ収録されております。旧版への愛に溢れたとても良い本だと思います。
(電子書籍も同時発売されております。)
- 作者:新井 素子
- 発売日: 2021/04/15
- メディア: 文庫
新井素子SF&ファンタジーコレクション1 いつか猫になる日まで グリーン・レクイエム
- 作者:新井 素子
- 発売日: 2019/07/26
- メディア: 単行本