新井素子さんの短編小説を収録した猫アンソロジー『吾輩も猫である』(新潮文庫)、本日発売

8人の作家による猫小説を収録したアンソロジー『吾輩も猫である』が本日、新潮文庫より刊行されました。タイトルからお判りの通り、夏目漱石の没後100年&生誕150年を記念して出版された本です。
8編の著者とタイトルは次の通り。

新井素子さんの「妾は、猫で御座います」は、一匹の猫が一人称で語っているのですが、その名をファージと申します。新井素子ファンにはおなじみの、あのファージです。彼女がどんなことを考えているのか、ぜひ読んで確かめてみてください。(初出は『小説新潮』8月号。「夏目漱石没後100年記念企画 吾輩も猫である(前編)」という企画内で掲載されました。*1

表紙イラストを描いたのは『夜廻り猫』などで有名な漫画家の深谷かほる氏。夏目漱石の有名な写真と同じポーズをとっている猫がなんとも微笑ましいです。

*1:尚、8編はいずれも『小説新潮』8月号と9月号の「夏目漱石没後100年記念企画 吾輩も猫である(前・後編)」にて掲載されたものですが、8月号の乃南アサ「すずの爪あと」のみ収録されておりません。