人工知能を使って書かれた小説が第3回日経「星新一賞」の1次審査を通過した、という朝日新聞デジタルの記事に新井素子さんのコメント掲載

日経「星新一賞」では応募規定に

人間以外(人工知能等)の応募作品も受付けます。ただしその場合は、連絡可能な保護者、もしくは代理人を立ててください。
審査の過程において、コンピュータをどのように創作に用いたのかを説明して頂く場合があります。

と書かれている通り、人工知能による小説も応募可能なのです。
で、こちらの記事です。

なかなか辛辣なお言葉ですね。実際にはもっとたくさんお話しになっていて記者が短くまとめたのかも知れませんが。新井素子さんにコメントを求めたのは、星新一氏のと師弟関係や第1回の時に選考委員も務めた経歴などが考慮されたからでしょうか。ちなみに、僕が購入した本日の朝日新聞朝刊(13版)にはこの記事の短縮版が掲載されていましたが、このコメントはありませんでした。もっと遅い版にはあるのか、それともデジタル版の記事にしかないのかは不明です。
第3回日経「星新一賞」の選考は3次審査までが昨年中に行われ、今年3月9日に受賞作が発表されました。アプリをダウンロードすれば受賞作を無料で読むことができます。

新潮社が人気作家の録音テープ約千人分を保管していたことが判明、その中に新井素子さんの名前も

約千人の作家が自作について語った録音テープを新潮社が保管していることが本日判明した、というニュースがNHKで放送されました。映ったテープのラベルには遠藤周作氏など他の作家と並び新井素子さんの名前もバッチリと映っておりまして、ニュースを見た人の間で話題となってしました。

ニュース映像はこちら↓のページで見ることができます。

このテープは、新潮社が1975年〜2006年まで続けた「作家自作を語る」という作家の音声を電話で聞くサービスで使用したものだそうで、著作権者の許可を得た上で来月4月1日から順次自社のサイトで公開する予定とのこと。ラベルを見ると新井素子さんは『おしまいの日』(1992年刊)について語っているようです。このテープの存在自体を今まで知りませんでしたので、それは是非とも聴いてみたいと思います。