新井素子さんのエッセイを収録したアンソロジー『〆切本』(左右社)が発売中

「かんにんしてくれ給へ どうしても書けないんだ……」
「鉛筆を何本も削ってばかりいる」
追いつめられて苦しんだはずなのに、いつのまにか叱咤激励して引っ張ってくれる……〆切とは、じつにあまのじゃくで不思議な存在である。夏目漱石から松本清張村上春樹、そして西加奈子まで90人の書き手による悶絶と歓喜の〆切話94篇を収録。泣けて笑えて役立つ、人生の〆切エンターテイメント!

〆切本|左右社

90人の作家による〆切にまつわるエッセイを収録したアンソロジー『〆切本』(左右社)が8月30日に発売されました。
錚々たる名前が並ぶ中、新井素子さんの「締切り忘れてた事件」(『もとちゃんの夢日記』所収)も収録されております。星新一「作家の日常」、中島梓「「好色屋西鶴」書き始める」など、新井素子さんの親しかった人の名前もありますね。
各章のタイトルだけを見てもなかなか強烈な内容が想像されます。

  • 1章 書けぬ、どうしても書けぬ
  • 2章 敵か、味方か? 編集者
  • 3章 〆切りなんかこわくない
  • 4章 〆切の効能・効果
  • 5章 人生とは、〆切である

関心を持たれた方はぜひお読み下さい。

〆切本

〆切本