『塵もつもれば星となる 追憶の柴野拓美』は「柴野拓美さんを偲ぶ会」実行委員会が編纂した冊子です。SF同人誌『宇宙塵』を主催し、また小隅黎のペンネームで著作活動をなさった柴野拓美氏は、今年2010年1月16日に逝去されました。SF界にあまりにも偉大な功績を残した故人を偲び、多くの関係者からの追悼メッセージや、年譜、著作リストを収録して作成されました。新井素子さんも追悼メッセージを寄せています。
この冊子をお読みになりたい方は、申し込み方法が書いてあるこちらのサイトをご覧下さい。→【柴野拓美さんを偲ぶ会|お知らせ】
ちなみに柴野氏は生前、新井素子さんについてこんなコメントを残されていたそうです。伊吹秀明氏のtwitterより。
柴野拓美さんが宇宙塵の例会で絶賛していました。「一人称文体は簡単なようで難しい。違和感ないのは新井素子さんくらいだ」と。RT @ayuya_yunta: 新井素子『.....絶句』(ハヤカワ文庫 @Hayakawashobo)一人称小説は基本苦手なんだけど、もとちゃんのは平気♪
— 伊吹秀明『猫耳戦車隊』新装版発売中 (@hiibuki) 2010年9月14日
他に新井素子さんの名前が出て来る箇所
著作リスト中、2ヶ所で新井素子さんの名前出てきます。
1)「週刊サンケイ」に連載された「現代SF事情」の項、P.95。
2)同人誌として発行された『シンポジウム「活字SFを見直そう」レポート』の項、P.110
★『シンポジウム「活字SFを見直そう」レポート』(関東大学SF研究会連絡会議)
単発[1980年11月]「シンポジウム「活字SFを見直そう」」【座談会】柴野拓美名義[ほかの出席者は新井素子、風見潤、川又千秋、かんべむさし、中島梓、深見弾、堀晃、森下一仁、安田均、矢野徹、山田正紀、山野浩一、夢枕獏、菅原善雄、谷口尚規、今岡清、曽根忠穂、佐藤守彦、新藤克己、高橋良平、司会に勝又実、沢徹朗、城戸欣也。第十九回日本SF大会での企画の再録]
1980年のSF大会というと東京で開催されたTOKON 7ですね。
上記のどちらも未見、捜索中です。