兵庫県宝塚市の手塚治虫記念館では現在、第51回企画展「星新一展〜2人のパイオニア〜」*1が開催されています。その関連企画として昨日行われた新井素子さんと高井信氏による対談「星チルドレンから見た星新一」*2の模様を伝える記事が神戸新聞に掲載されました。
漫画家の故手塚治虫氏と交流があった小説家星新一氏(1926〜97年)の企画展が開かれている宝塚市立手塚治虫記念館で5日、小説家の新井素子さん(50)、高井信さん(53)による対談「星チルドレンから見た星新一」があり、ファン約50人が詰めかけた。
神戸新聞|阪神・北摂|星新一さんの思い出、SF小説家らが対談 宝塚
新井さんは高校生だった77年、SF小説の新人賞に応募した作品が審査員の星さんに絶賛され、文壇にデビューした。
高井さんは、星さんが名手として知られた超短編小説「ショートショート」形式の作品を発表しているほか、研究家として新書「ショートショートの世界」も著した。
2人が出会ったのはSF作家が集まるパーティーで、星さんもその場にいた。面倒見が良く、新井さんにとっては保護者のような存在で、高井さんはよく自宅に招かれて杯を交わしたという。
星さんが晩年、病に倒れると「お世話になった恩返しに」と、新井さんは日本SF大賞受賞を、高井さんはショートショート人気の再興を目指し、いずれも実現した。今もSF作家有志で毎年お墓参りをするといい、「礼儀には厳しいが、優しい人でした」と懐かしんでいた。
元の記事には新井素子さんの写真も掲載されています。僕はこの対談を見に行けませんでしたので、この日の情景の一端を垣間見ることができてうれしかったです。twitterで参加された方のつぶやきを読みますとサイン会も行われたようですね。
高井信氏や雫石鉄也氏のブログにこの日のことが書いてありました。
また、高井氏のブログに登場した作家の田中啓文氏はtwitterでこの時のことを書いておられました。
手塚記念館に行くと、新井素子、高井信のご両所にばったり。そうか、今日は対談の日か。梅田に飲みにいこうという誘いを振り切って仕事する。すんまへん。
— いかふえ (@ikafue) February 5, 2011
ちなみに、新井素子ファンには言わずもがなですが、新井素子さんの日本SF大賞受賞作とは『チグリスとユーフラテス』のことであります。
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