本日は新井素子さんのお誕生日+『星へ行く船』新装版の続報(?)

本日8月8日は新井素子さんのお誕生日です。おめでとうございます。
そして8月7日〜13日は『いつか猫になる日まで』のあの6人の誕生日が集中する7日間でもあります。お時間のある方は『いつか猫になる日まで』を読み返すといいかも知れませんよ。

『読み出したら止まらない! 女子ミステリーマストリード100』(大矢博子/日経文芸文庫)というミステリー本ガイドブックが本日発売されました。裏表紙の内容紹介は下記の通り。

ミステリーの隠れた名品を古今東西200年の作品から厳選! 『あしながおじさん』『あの薔薇を見てよ』『仮縫』『ぼくらの時代』『真夜中の相棒』『侍女の物語』『〈海の上のカムデン〉騒動記』『異邦の騎士』『その腕に抱かれて』『恋』『霊応ゲーム』『永遠の森』『悪いうさぎ』『魔王』『図書館戦争』『七姫幻想』『ピエタ』『着物始末暦』……必読の〈女子ミス〉100作品。

「はじめに」ではこの本で取り上げた本についてこのように書いてありました。

最初から女性読者を想定した先のジャンルだけではなくて。いわゆる「名作ミステリー」の中にも、ロールモデルになるようなヒロインや、女性心理の描写が卓越しているもの、日常描写が魅力的なものがたくさんあります。また、これまでは「ミステリー」の枠内では語られなかった一般文芸作品の中にも、ミステリーの趣向を持ち、なおかつ、女性読者がときめく要素を多く含んだ作品があります。

そして紹介された100冊の中には、新井素子さんの『星へ行く船』もありました。『星へ行く船』がミステリー方面からどのような評価を受けているのかは寡聞にして知らないのですが、個人的にはミステリーとしてもかなりよく出来ているのではと思っていたので、こうして取り上げられたのは我が意を得たりという感じでうれしかったです。
で、その紹介ページP.101の書影の欄、「NOW PRINTING」と書かれた四角の横に「出版芸術社 二〇一六年(順次刊行予定)」との表記が!
出版社からの正式なアナウンスではありませんので真偽は不明ですが、何かそのような情報を著者の方はキャッチしていらっしゃったんでしょうか。気になりますね。