『SFが読みたい! 2012年版』に新井素子さんの新作と「星へ行く船」シリーズ復刊の情報が

年刊のSFガイドブック『SFが読みたい 2012年版』(早川書房)が本日発売されました。その中に「このSFを読んで欲しい!」というSF出版各社が2012年の刊行予定を語るコーナーがありまして、新井素子さんの情報を書いている出版社が二つありましたので、その部分を抜き出してみます。
角川春樹事務所の欄では、新作SF長篇の連載が始まることが書かれています。P.121。内容の一部に触れているので、予備知識を仕入れたくない人は読まない方がいいです。

また新作としては小冊子〈ランティエ〉にて、新井素子さんのSF長篇の連載が近々、スタートします。今回の主人公は双子の母親です。十数年前にある事故によって双子のうちの一方を失ってしまった彼女は、その過去の運命を変えるべくタイムトラベルに挑みます。その先に待ち受ける驚くべき結末とは?

SF長篇とは楽しみですね。
『ランティエ』は角川春樹事務所のPR誌で、書店で無料で配布している筈です。ただし全ての書店に置いてある訳ではありませんので、お店で確認してみて下さい。公式サイトには主要取り扱い店の一覧と定期購読の案内が掲載されています。

近々、というのは一体いつからなんでしょう。判明しましたらまたここでお知らせします。
次に、出版芸術社の欄。P.122。

他にも新井素子さんの『星へ行く船』シリーズ完全版などSFの企画が控えておりますので、引き続いてのご愛読を、どうぞよろしくお願いいたします。

星へ行く船』シリーズの再刊が正式に発表されました。「完全版」とのことですが内容が非常に気になります。「星へ行く船」シリーズ+「αだより」? 「星から来た船」も含まれる? おまけは? イラストは? などなど、どうなるんでしょうか。いつ刊行されるのかもまだ不明ですので、これも判明しましたらここでお知らせします。
尚、出版芸術社から刊行中の『日本SF全集』ですが、新井素子さんの作品が収録される予定の第三巻がなかなか刊行されません。

現在、第三巻の編集作業が大詰めを迎えておりますので、今年こそは続刊をなるべく早くお届けしたいと思います。

今年は期待しましょう。
新作、再刊とまた楽しみが増えましたね。期待して待ちたいと思います。

SFが読みたい! 2012年版

SFが読みたい! 2012年版

2月16日追記

昨日15日に出版芸術社twitter公式アカウントで、『星へ行く船』シリーズ完全版の収録内容についてのコメントがありました。

シリーズ全作が収録される完全版、ということですね。各巻のあとがきが収録されるのかどうかが気になります。