『新本格ミステリはどのようにして生まれたきたのか? 編集者宇山日出臣追悼文集』(太田克史編/星海社)に新井素子さんが寄稿

新本格ミステリはどのようにして生まれたきたのか? 編集者宇山日出臣追悼文集』(太田克史編/星海社)が、3月31日に発売されました。


上記ツイートの通り、追悼文を寄せたのは錚々たる顔ぶれであります。

赤川次郎 浅暮三文 我孫子武丸 綾辻行人 新井素子 有栖川有栖 井上雅彦 井上夢人 宇神幸男 歌野晶午 江坂遊 太田忠司 大塚英志 大森望 乙一 小野不由美 恩田陸 笠井潔 上遠野浩平 加納朋子 菊地秀行 北村薫 京極夏彦 国樹由香 最相葉月 斎藤肇 佐藤友哉 篠田真由美 島田荘司 白倉由美 鈴木真弓 祖父江慎 高田崇史 竹本健治 巽昌章 田中芳樹 辻真先 津原泰水 戸川安宣 奈須きのこ 二階堂黎人 西澤保彦 貫井徳郎 野阿梓 野崎六助 法月綸太郎 はやみねかおる 椹野道流 麻耶雄嵩 皆川博子 矢崎存美 山口雅也 寮美千子

[新刊案内] 2022.03.01 | 新本格ミステリはどのようにして生まれてきたのか? 編集者宇山日出臣追悼文集 | 星海社

その中に新井素子さんのお名前もありました。追悼文のタイトルは「宇山さんのこと」。新井素子さんがいかにミステリ好きであるかがとてもよく判る文章です。
(宇山氏は星新一ショートショート・コンテストに携わり、また雑誌『ショートショート・ランド』の編集を務めていました。新井素子さんのショートショート「チューリップさん物語」(『あたしの中の……』所収)は、初出が『ショートショート・ランド』創刊号でしたので、その頃から仕事上のお付き合いがあったのかと思いましたが、追悼文には「私と宇山さんには、仕事上の接点がまったくない。」と書いてありました。)

三省堂書店神保町本店の〈著名人選書フェア〉に新井素子さんが参加

自分で確認していないので旧聞に属するかも知れませんが、一応ご報告。
三省堂書店神保町本店で開催中の〈著名人選書フェア〉に、新井素子さんの選書コーナーがあるそうです。


note.com
実際に足を運んだ方に新井素子さんが選んだ本を教えていただきました。

新井素子さんがそれぞれの本にどのようなコメントを付けたのかは気になる処です。
コーナーには新井素子さんの『星へ行く船』(出版芸術社)も置いてあったとのこと。
(上記ツイートの動画を確認すると、向かって一番右側の上から四段目が新井素子さんの選書ではないか、と思います。)
三省堂書店神保町本店さんは、本社ビル建て替え工事のため現店舗での営業は5月8日までとなり、6月1日からは仮店舗での営業となるそうです。
お近くの方はぜひ足をお運びください。

新井素子研究会webサイトの関連ページ

デルフィニア戦記』への言及は記録していないのですが、もしかするとどこかで言及なさっていたかも知れません。

三省堂書店神保町本店と言えば。

motoken.hatenablog.jp
togetter.com
個人的には、2011年に明治大学で開催された「ひでおと素子の愛のトークイベント」を見るために上京した際、同行した新井素子マニアの方と2Fのカフェでカレーを食べたことが思い出されます。
https://shop.ufs.co.jp/ufs/spot/detail?code=358shop.ufs.co.jp
togetter.com

2022-05-08追記

三省堂書店の特設サイトにて、新井素子さんの選書が御本人のコメント付きで確認できます。
jinbocho.books-sanseido.co.jp
こちらのページの写真には新井素子さんの選書コーナーが写っています。
jinbocho.books-sanseido.co.jp

『本の雑誌』2022年4月号の「図書カード三万円使い放題!」に新井素子さんが登場

3月10日頃に発売された『本の雑誌』2022年4月号の連載企画「図書カード三万円使い放題!」第65回に新井素子さんが登場しました。タイトル通り、3万円分の図書カードを使って書店で本を自由に買う、という素晴らしい企画(うらやましい!)で、「重さを気にせずお買い物」というエッセイが掲載されています。
果たして新井素子さんはどんな本を購入したのでしょうか。気になる方はぜひ『本の雑誌』4月号でお確かめください。(巻末の「今月の書いた人」欄のチェックもお忘れなく)
www.webdoku.jp

2022-05-23追記

記事はネットでも読めます。
www.toshocard.com

講談社文庫のエッセイ集5冊(『わにわに物語』含む)が電子書籍で復刊しました

講談社文庫から刊行され、長らく品切れ重版未定となっていたエッセイ集が、2~3月にかけて電子書籍として復刊しました。
『とり散らかしておりますが』
『近頃、気になりません?』
新井素子未知との遭遇
わにわに物語
『ぬいは今日も元気です わにわに物語II』
の5冊です。
新刊書店では入手できなくなって久しいので、これはうれしいですね。

なお、講談社文庫刊の小説については、『グリーン・レクイエム』は2021年4月に新装版が発売され、電子書籍も併売中。『緑幻想』と『二分割幽霊綺譚』は電子書籍で発売中です。

なお、『あなたにここにいて欲しい』だけは2012年にハルキ文庫から新装版が発売されたので、講談社文庫のラインナップから外れております。ハルキ文庫版は紙本と電子書籍が入手可能です。


(『わにわに物語』は、新井素子研究会webサイトでは小説に分類しているのですが、昔から小説/エッセイのどちらに区分するか悩み続けております。)

補記

グリーン・レクイエム」と「緑幻想」は、柏書房の『新井素子SF&ファンタジーコレクション』第1巻に収録されております。紙の本で一緒に読みたい、という方はこちらはいかがですか。
新井素子SF&ファンタジーコレクション』には、収録作の既刊本あとがきが全て収録されているなど、資料面も充実しております。

年も改まったので、2021年の新井素子さんのお仕事を振り返ってみよう

新年あけましておめでとうございます。新井素子研究会です。今年もよろしくお願い致します。
相変わらずCOVID-19が世界中で猛威を奮っていますね。国内でも新年早々、オミクロン株が爆発的に広がり、事態の終息はまたも見通せない状況になってきました。
まだまだ警戒が必要ですが、2022年の年明けには、なんと久しぶりに新井素子さんのトーク&サイン会が開催されます。
www.horindo.co.jp
次のイベントへの期待も込めつつ、まずは昨年どんなことがあったのかを振り返ってみましょう。

2月

6月

(※)7月のブログ記事を参照のこと。

11月

www.youtube.com