6月22日発売の『小説現代』6&7月号にて第66回江戸川乱歩賞発表、新井素子さんの選評も掲載

6月22日に発売された『小説現代』6&7月号(講談社)にて第66回江戸川乱歩賞が発表されました。
選考委員を務めたのは綾辻行人新井素子京極夏彦月村了衛貫井徳郎の五氏。選評も掲載されています。

小説現代 2020年 06・07月 合併号 [雑誌]

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  • 発売日: 2020/06/22
  • メディア: 雑誌

新井素子さんは前回の第65回から選考委員を務めておられます。第67回江戸川乱歩賞の応募規定にも名前がありますので、次回も選考委員を務められるようです。
なぜSF作家の新井素子さんが推理小説の賞の選考委員を務めるのか、と訝る向きもあるかも知れません。江戸川乱歩賞は一般社団法人・日本推理作家協会(推協)が主催しておりまして、選考委員はその会員が務めています。そして新井素子さんは1983年より推協の会員なのでした。

講談社サイト内の江戸川乱歩賞のページ。
shousetsu-gendai.kodansha.co.jp
こちらは第65回のページ。受賞作の発表と選考委員の選評も掲載されています。
shousetsu-gendai.kodansha.co.jp
歴代受賞作のリスト。
www.kodansha.co.jp

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motoken.hatenablog.jp

第2回猫俳句大賞で新井素子さんが審査員を務めます(2021-02-22追記)

猫俳句大賞は猫をテーマとした俳句コンテストです。その第2回の審査員を新井素子さんが務めることになりました。


nekohaiku.com
新井素子さんは猫と縁が深い作家さんでして、作中に猫が出てくる作品も多く、タイトルに猫が付く作品もありますし(最新長編が『絶対猫から動かない』!)、実生活でも猫を飼っていらっしゃる愛猫家でもあります。
また、日本経済新聞2019年9月8日に掲載されたエッセイ「旦那の俳句」では、俳句の面白さに目覚めたことを語っておられました。
www.nikkei.com
猫俳句大賞、こんなに新井素子さんが審査員を務めるにうってつけの賞があるだろうか、と思ってしまいました。
審査員は俳人の堀本裕樹氏と新井素子さんの二名が担当し、大賞には10万円が贈呈されるとのこと。締切は2020年11月30日なので、みなさん今からチャレンジしてみてはいかがでしょう。
どんな作品が選ばれるのか、というのも新井素子ファンからすると興味津々ですね。
なお、第1回猫俳句大賞の審査員は作家の町田康氏だったそうです。選考結果はこちら。→猫俳句大賞結果発表 | 猫俳句大賞

タイトルに「猫」が入っている本の最新バージョンはこちらです。

ダイエット物語……ただし猫 (中公文庫)

ダイエット物語……ただし猫 (中公文庫)

2021-02-22追記

猫の日です。選考結果が発表されました。
新井素子さんが選んだ佳作に一言!」がとても面白いですね。
nekohaiku.com

5月28日発売の『毎日が発見』2020年6月号(KADOKAWA)に新井素子さんのインタビューが掲載(7月22日追記)

『毎日が発見』2020年6月号(KADOKAWA)が本日5月28日に発売されました。新井素子さんが連載インタビュー「わたしの体験記」に登場しています。

www.kadokawa.co.jp
子供の頃こと、小説を書き始めた頃のこと、作家デビューの頃のこと、現在の体力づくりのこと、最新長編『絶対猫から動かない』のこと、などを語っておられます。
『毎日が発見』は出版社直販の定期購読雑誌で、書店では売っていないため、紙版でこの号だけを買うのはなかなか難しいと思います。幸い電子版は誰でも買うことができますので、興味がある方はご利用の電子書店で、ぜひお買い求めください。

毎日が発見 2020年6月号 [雑誌]

毎日が発見 2020年6月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/05/28
  • メディア: Kindle
絶対猫から動かない

絶対猫から動かない

2020-07-22追記

このインタビューが「毎日が発見ネット」で公開されました。前後編の2回分載です。
mainichigahakken.net

mainichigahakken.net

『新井素子のルーツを探る!:新井素子×山口雅也 対談録』(Fukyo e-Books/Kindle版)が5月25日に発売(6月3日追記あり)

新井素子のルーツを探る!:新井素子×山口雅也 対談録』が、5月25日にKindleで発売されました。
こちらの記事(→『生ける屍の死 永久保存版』(山口雅也/光文社)に新井素子さんのエッセイ収録+刊行記念トークショウ&サイン会開催)で紹介したトークイベントにて、お二人が話した内容を書き起こした電子書籍です。

電子雑誌の『ジャーロ』No.71(2020 SPRING/3月27日発売*1)にはその抄録が掲載されましたが、今度は「全長版」となります。自分のような行きたくても行けなかった人にとってはうれしいですね。タイトルからして興味を唆られますが、内容も実に面白いです。
こちらは話に出てきた本と、山口氏が関わり新井素子さんも登場する『奇想天外 復刻版アンソロジー』。
くますけと一緒に (中公文庫)

くますけと一緒に (中公文庫)

奇想天外 復刻版 アンソロジー

奇想天外 復刻版 アンソロジー

  • 作者:山口雅也
  • 発売日: 2017/10/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
奇想天外 21世紀版 アンソロジー

奇想天外 21世紀版 アンソロジー

  • 作者:山口雅也
  • 発売日: 2017/10/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
ジャーロ No. 71

ジャーロ No. 71

2020-06-03追記

PDF版も発売されました。価格は110円。こちらはKindleを導入していなくても、webブラウザで読めます。

5月22日発売の『文藝別冊 星野之宣』(河出書房新社)に新井素子さんのエッセイが掲載

 『文藝別冊 星野之宣』(河出書房新社)が5月22日に発売されました。漫画家デビュー45周年を記念した特集ムックです。
www.kawade.co.jp
新井素子さんのエッセイも[特別寄稿]として掲載されています。タイトルは「なんか凄いものを読んでしまった」。星野之宣作品の好きな処を存分に語っておられます。
(ちなみに、1986年刊の『STAR FIELD 星野之宣[スペースイラスト集]』にも新井素子さんのコメントが掲載されていたのでした。*1
[特別寄稿」のメンバーは超豪華です。漫画家では萩尾望都西原理恵子鶴田謙二とり・みきあさりよしとお幸村誠魚戸おさむ皆川亮二永野のりこの各氏、作家では新井素子さんの他、田中芳樹加門七海の各氏。
内容も盛りだくさんで、語りおろし3万字インタビュー、諸星大二郎との合作漫画や未発表の資料も満載、読み応えあります。

星野之宣 ―デビュー45周年記念― (文藝別冊)

星野之宣 ―デビュー45周年記念― (文藝別冊)

  • 作者:星野之宣
  • 発売日: 2020/05/22
  • メディア: ムック