5月28日発売の『毎日が発見』2020年6月号(KADOKAWA)に新井素子さんのインタビューが掲載(7月22日追記)

『毎日が発見』2020年6月号(KADOKAWA)が本日5月28日に発売されました。新井素子さんが連載インタビュー「わたしの体験記」に登場しています。

www.kadokawa.co.jp
子供の頃こと、小説を書き始めた頃のこと、作家デビューの頃のこと、現在の体力づくりのこと、最新長編『絶対猫から動かない』のこと、などを語っておられます。
『毎日が発見』は出版社直販の定期購読雑誌で、書店では売っていないため、紙版でこの号だけを買うのはなかなか難しいと思います。幸い電子版は誰でも買うことができますので、興味がある方はご利用の電子書店で、ぜひお買い求めください。

毎日が発見 2020年6月号 [雑誌]

毎日が発見 2020年6月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/05/28
  • メディア: Kindle
絶対猫から動かない

絶対猫から動かない

2020-07-22追記

このインタビューが「毎日が発見ネット」で公開されました。前後編の2回分載です。
mainichigahakken.net

mainichigahakken.net

『新井素子のルーツを探る!:新井素子×山口雅也 対談録』(Fukyo e-Books/Kindle版)が5月25日に発売(6月3日追記あり)

新井素子のルーツを探る!:新井素子×山口雅也 対談録』が、5月25日にKindleで発売されました。
こちらの記事(→『生ける屍の死 永久保存版』(山口雅也/光文社)に新井素子さんのエッセイ収録+刊行記念トークショウ&サイン会開催)で紹介したトークイベントにて、お二人が話した内容を書き起こした電子書籍です。

電子雑誌の『ジャーロ』No.71(2020 SPRING/3月27日発売*1)にはその抄録が掲載されましたが、今度は「全長版」となります。自分のような行きたくても行けなかった人にとってはうれしいですね。タイトルからして興味を唆られますが、内容も実に面白いです。
こちらは話に出てきた本と、山口氏が関わり新井素子さんも登場する『奇想天外 復刻版アンソロジー』。
くますけと一緒に (中公文庫)

くますけと一緒に (中公文庫)

奇想天外 復刻版 アンソロジー

奇想天外 復刻版 アンソロジー

  • 作者:山口雅也
  • 発売日: 2017/10/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
奇想天外 21世紀版 アンソロジー

奇想天外 21世紀版 アンソロジー

  • 作者:山口雅也
  • 発売日: 2017/10/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
ジャーロ No. 71

ジャーロ No. 71

2020-06-03追記

PDF版も発売されました。価格は110円。こちらはKindleを導入していなくても、webブラウザで読めます。

5月22日発売の『文藝別冊 星野之宣』(河出書房新社)に新井素子さんのエッセイが掲載

 『文藝別冊 星野之宣』(河出書房新社)が5月22日に発売されました。漫画家デビュー45周年を記念した特集ムックです。
www.kawade.co.jp
新井素子さんのエッセイも[特別寄稿]として掲載されています。タイトルは「なんか凄いものを読んでしまった」。星野之宣作品の好きな処を存分に語っておられます。
(ちなみに、1986年刊の『STAR FIELD 星野之宣[スペースイラスト集]』にも新井素子さんのコメントが掲載されていたのでした。*1
[特別寄稿」のメンバーは超豪華です。漫画家では萩尾望都西原理恵子鶴田謙二とり・みきあさりよしとお幸村誠魚戸おさむ皆川亮二永野のりこの各氏、作家では新井素子さんの他、田中芳樹加門七海の各氏。
内容も盛りだくさんで、語りおろし3万字インタビュー、諸星大二郎との合作漫画や未発表の資料も満載、読み応えあります。

星野之宣 ―デビュー45周年記念― (文藝別冊)

星野之宣 ―デビュー45周年記念― (文藝別冊)

  • 作者:星野之宣
  • 発売日: 2020/05/22
  • メディア: ムック

幻の同人誌『ウロン文学選集』の復刻版が復刊ドットコムより刊行

復刊ドットコムより『ウロン文学選集』の復刻版が刊行されました。

natalie.mu

www.fukkan.com

極小部数しか作られなかった幻の同人誌だったのです。個人的な話をすれば、その月報に新井素子さんが寄稿していたことを知ってから、なんとか入手できないものかとずっと探していたのですが、たまにネットオークションで見かけても価格がどこまでも上がり続け、まるで天上の神々の戦いを下界から眺めている気分になりました。とても手が出ず、これはただの人間にはもう一生手に入れることは不可能だと諦めていました。
そこへこの復刻版刊行の知らせです。価格が価格だけに少し悩んだもののやはりこの期は逃せない、と買ってしまいました。
果たして初めて肉眼で確認したクルムへトロジャン『へろ』の月報には、錚々たる執筆陣が寄稿していたのでした。

第一回配本/クルムへトロジャン『へろ』
ウロン文学選集11
知佳舎
月報1/1980年8月

クルムへトロジャン肖像&カット……高橋留美子
「異説クルムへトロジャン」……萩尾望都
「ウロン語大全序章 ウロン語と聖なるもの」……阿島俊米沢嘉博
「ウロン語の言語学的考察」……月館彰生(月館敦子)
「ウロン村探訪記(上)」……宇野信一郎
「練馬ウロン遺跡探訪記」……新井素子
「浦幌にウロン遺跡を訪ねて」……川淵洋(八島久幸)
「高一のときの思い出」……とり・みき

なんという眼福。
ご覧の通り、『まるまる新井素子』に収録されていた「練馬ウロン遺跡探訪記」の初出がこの月報だったのです。
また、今回の復刻にあたって新たに付けられた月報3で、この同人誌の作成過程が詳らかに語られ、新井素子さんがどうして参加することになったのかが判明したのもうれしい限りでした。
「へろ」本体も、矢野徹氏の序文や吾妻ひでお氏のイラストも、いちいち歓声を上げてしまうほど感動しました。しかも「ふるむまかをめら」との2冊セットで、感動がさらに倍です。買ってよかった。
2020年5月19日現在、復刊ドットコムにはまだ在庫が少し残っているようです。迷っている方はお早めにご決断を。

『婦人公論』2020年5月26日号(5月12日発売)に新井素子さんのインタビュー掲載

昨日5月12日に発売された『婦人公論』2020年5月12日号に新井素子さんのインタビューが掲載されました。
婦人公論カルチャーセレクション」の「book 私の書いた本」のコーナーで、1ページの記事です。最新長編『絶対猫から動かない』について語っておられます。執筆の裏話が興味深いです。
『絶対猫から動かない』を既読の方は必読ですよ。
まだ読んでいない方は、ぜひぜひ両方ともお読みになるといいと思います。

絶対猫から動かない

絶対猫から動かない

(個人的に。改めて僕と同世代の話なんだなあと実感が湧いてきました。新井素子さんが語る言葉の中に思い当たる節があるのですね。お話を読んでいた時にも感じたことではありますが、少し間をおいてインタビューに触れたせいか、より客観的に「ああ、そうなんだなあ」と認識できた気がします。)