4月11日刊行の『ショートショートの宝箱 II』(光文社文庫)に新井素子さんの「林檎」が収録

4月11日に光文社文庫の新刊『ショートショートの宝箱 II』(光文社文庫編集部・編)が刊行されました。30編のショートショートを収録したアンソロジーです。この本に新井素子さんの「林檎」が再録されました。
「林檎」の初出は、『物語のルミナリエ 異形コレクション XLVIII』。2011年、東日本大震災が起こった後に刊行された書き下ろしのショートショート・アンソロジーです。それを念頭に置いて「林檎」を読むと、少し違った感慨が湧いてくるかも知れません。
登場する作家陣は下記の方々です。(あいうえお順)
我妻俊樹/新井素子/荒居蘭/井上史/海野久実/江坂遊/小田イ輔/梶尾真治加門七海北野勇作/工藤玲音/黒川進吾/黒木あるじ/黒史郎/子狐裕介/小武田夏/柴田千紘/真藤順丈/橘みづ/梨子田歩未/行方行/橋本喬木/ピーター・モリソン/平山夢明/深田亨/藤本直/三川祐/山口タオ/山本孝一/吉澤亮馬

ショートショートの宝箱II (光文社文庫)

ショートショートの宝箱II (光文社文庫)

光文社文庫web「Yomeba!」では、新作ショートショートを読むことができます。年に数回、作品の公募も行っているそうなので、興味のある方はチェックしてみて下さい。
yomeba-web.jp

こうして光文社文庫では『ショートショートの宝箱』が2巻目まで刊行されました。ショートショート作家・田丸雅智氏が大活躍しておられたり、キノブックスからは堀真潮氏の作品集や北野勇作氏の「じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説」シリーズ、そして何より新井素子さんの『ゆっくり十まで』や編著『ショートショートドロップス』が刊行されるなど、ショートショート界隈が多彩な盛り上がりを見せておりますね。

5月17日(金)、書泉ブックタワーにて短編集『この橋をわたって』(新潮社)発売記念トークショウ&サイン会開催

新井素子さんの最新短編集『この橋をわたって』(新潮社)が4月25日頃に発売となります。
それを記念して、”新井素子先生『この橋をわたって』(新潮社)発売記念トークショウ&サイン会”が、毎度おなじみ書泉ブックタワーで開催されることになったそうです。
日時は5月17日(金)の19時より。
予約の店頭受付は4月11日(木)の10時より書泉ブックタワー1階(秋葉原)カウンターにて。電話予約は4月11日(木)13時より、とのこと。
詳細については下記のリンクから公式サイトにアクセスしてご覧ください。

www.shosen.co.jp

書泉ブックタワーさん、いつも新井素子さんのイベントを開催してくれてありがとうございます!

www.shinchosha.co.jp

この橋をわたって

この橋をわたって

  • 作者:新井 素子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

『週刊女性』2019年4月9日号に新井素子さんのインタビュー掲載

3月26日発売の『週刊女性』2019年4月9日号に、新井素子さんのインタビューが掲載されました。新井素子さんご自身が編集した、女性作家の作品のみを収録したアンソロジーショートショートドロップス』(キノブックス)について語っておられます。
このインタビューはwebでも読むことができます。

www.jprime.jp

週刊女性 2019年 4/9 号 [雑誌]

週刊女性 2019年 4/9 号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2019/03/26
  • メディア: 雑誌

ショートショートドロップス』、大好評発売中です。

ショートショートドロップス

ショートショートドロップス

  • 作者:新井素子 編
  • 出版社/メーカー: キノブックス
  • 発売日: 2019/02/02
  • メディア: 単行本

今年7月開催の第58回日本SF大会「彩こん Sci-con」にて「新井素子 あとがきライブ」開催・リクエスト受付中

日本SF大会は年に一回開催されるSFファンのお祭りです。
今年7月27日~28日に開催される第58回日本SF大会「彩こん Sci-con」(於:埼玉県さいたま市ソニックシティ)にて、「新井素子 あとがきライブ」という企画が開催されることになりました。
公式サイトの企画ページより。

みんな、新井素子さんの生声で「えっと、あとがきです。」を聞きたくないかっ!
新井素子さんの朗読力の高さは、意外と知られていません。ラジオ番組に出演されていたころ、朗読のコツをプロに教えてもらい、今でも、すべての作品の最終確認は音読です。
作家生活40周年記念パーティーの景品に、ごく少数だけ配布された朗読CDのことをご存知の方もいらっしゃるでしょう。今回は、それを生でやろうという企画です。
皆さんからのリクエストで、新井素子さんが自作を朗読して下さいます。あとがきでも本文でも構いません。
読んでもらいたい新井作品をもって、どの部分を読んでほしいか付箋をつけて、会場までお越しください。
なぜそこを選んだか、理由もお願いします。
朗読は一件あたり1,2分の予定です。

新井素子 あとがきライブ - 第58回日本SF大会 彩こん Sci-con

新井素子さんが自作を書き上げた後に旦那さんの前で音読している、というのは「あとがき」にも書いてありましたけれども、その音読を直接聞く機会なんて、まあ滅多にあるものじゃありません。リクエストは上記リンク先の企画ページで受け付けております。
「彩こん Sci-con」へ参加したい! という方はこちら↓のページから申し込みができます。

予告動画も公開されております。
1)「新井素子 あとがきライブ」告知・速報版(ミステリー編)
www.youtube.com
2)「新井素子 あとがきライブ」告知・速報版(ぬいさん編)
www.youtube.com
3)新井素子 あとがきライブ」告知・第3弾(お待ちしてます編)
www.youtube.com
4)「新井素子 あとがきライブ」告知・第4弾(おためし版)※2019-04-02追記
www.youtube.com

【新刊情報】『星から来た船 上』新装・完全版が5月20日頃に刊行/短編集『この橋をわたって』が4月25日頃に刊行

星へ行く船シリーズ』新装・完全版を刊行した出版芸術社より、ついに『星から来た船』新装・完全版の刊行がスタートすることが明らかになりました。



星から来た船』は『星へ行く船シリーズ』の前日譚に当たり、シリーズ完結後の1992年に、コバルト文庫より上・中・下巻の三冊が刊行されました。太一郎さんとレイディの出会いが描かれるなど、ファンにとっては読み逃すことのできないお話です。
うれしいことに、また各巻に書き下ろしの短編が収録されるとのこと。期待が高まりますね。

星から来た船 上 (星へ行く船シリーズ)

星から来た船 上 (星へ行く船シリーズ)


もう一つの新刊情報は短編集です。新潮社より『この橋をわたって』が、4月25日頃に刊行されます。
詳細はまだ判らないのですが、収録される短編の一つに2014年にwebで発表された「橋を、架ける」があることは、トークイベントに参加された方のお話を聞いて、なんとなく判りました。「橋を、架ける」はこちらのリストの102番めの作品です。→ 新井素子研究会|新井素子全小説リスト

他にはどの作品が収録されるのでしょう。刊行されるのは『星から来た船 上』新装・完全版よりも一月先なので、まずはこちらを楽しみに待ちましょう。

この橋をわたって

この橋をわたって

  • 作者:新井 素子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

星へ行く船シリーズ』新装・完全版/全5巻

各巻に”書き下ろし短編”と”新あとがき”を収録。第5巻『そして、星へ行く船』には、シリーズの後日談「αだより」も収録。
電子書籍版もあります。また、第1巻『星へ行く船』はオーディオブックも発売されています。

星へ行く船シリーズ1星へ行く船

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星へ行く船シリーズ2通りすがりのレイディ

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星へ行く船シリーズ3カレンダー・ガール

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星へ行く船シリーズ4逆恨みのネメシス

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星へ行く船シリーズ5そして、星へ行く船

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